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静水圧作用

お湯の水圧が体に与える影響を「静水圧作用」といいます。
お湯に浸かると体に全方向から水圧を受けることになります。
水圧は深くなるほど大きくなり、10mで1気圧増えます。
浴槽の深さぐらいではたいした影響はなさそうですが、それでも肩までつかればその圧力は520kg程にもなり、 ウエストで3~5cm、バストは1~2cmも収縮するほどの水圧がかかります。
静水圧は体の表面だけでなく皮下組織にもかかるので、血液やリンパの流れを良くして循環機器を活発にし、 肝臓や脾臓の機能もアップさせる効果もあります。
肩まで浸かると水圧で血管が圧迫され、血液が一斉に心臓に戻ります。この状態で長く浸かると心臓に大きな負担がかかります。
リラックスすることもできませんし、中高年層や心臓や呼吸器にリスクを持っている人にとっては、危険を伴うこともあります。
体に負担をかけずにゆっくり温めるために水位はみぞおちの深さにします。 また、体を横たえて入れる浅く、長い浴槽は体に負担をかけずに肩までお湯につかれます。

血行促進

人間の体は約60兆個の細胞でつくられています。 この細胞が規則正しく分裂、再生を繰り返す新陳代謝が正常に機能していることが、健康であることなのです。 細胞が新陳代謝を繰り返しながら生きていくためには水分、酸素、栄養が必要です。これを人間は血液からとります。 血液の流れが滞り全身に十分な水分、酸素、栄養が行き渡らなくなると、細胞は機能できなくなるのです。 お風呂に入ると、お湯の温度と水圧が、体に刺激を与え、血液の循環を良くし、体の各機能を活発にさせ、緊張をときほぐすのです。 お風呂に浸かることは、血行を良くする為に非常に効果的な手段なのです。