元気FACTORY
HOME中高年のダイエット>実はたくさん食べている!

ダイエットが成功しないのは?

実はたくさん食べている!

年をとると若いころほど食べられなくなったとか、脂っこいものが苦手になってきたという人もいますが、好き嫌いが減って何でもおいしく食べられるようになる人もいます。
40代で子供にいる人は、食べ盛りにあたる子供に合わせた食事をしていると、子供と同じように食べていなくても自分の必要量以上に食べてしまうことはよくあることなのです。
残すのは、もったいないからとか、傷むといけないから食べてしまうのは、女性に多い食べ過ぎの理由のひとつです。
子供やご主人につきあって夜遅く付き合ってしまうのも、コミュニケーションにはいいことですが、夜遅い食事は睡眠中エネルギーの消費が減るので脂肪の合成にまわりやすく、太る原因になります。
また、疲労やストレスを癒そうとして無意識のうちにたくさん食べてしまったり、アルコールの量が多くなったりは、肥満の原因です。
さらに早食い、ながら食いは、食べすぎにつながります。
食事によって血糖値が上昇すると満腹中枢が刺激され、脳はそれ以上食べるのをストップする指令を出します。
しかし、食べ始めてから栄養素が吸収されて血糖値が上昇し始めるまで、少なくとも15分はかかります。
早食いだと満腹感を感じるまでの間余分に食べてしまうことになるのです。
また、テレビや本、新聞などを見ながら食事をすると脳はそれらに気をとられ満腹中枢が刺激を受けていることに気付かず、必要以上にたべてしまうことになるのです。
早食い、ながら食いの人は、よく噛まずに食べてしまうことが多くなります。
噛むという動作そのものが、満腹中枢をしげきするので、よく噛んで食べることが、より少ない食べ物で満足感が得られることになるのです。
また、味付けも塩味や辛味、旨みなどどんな味でも濃い味は食べすぎの原因になりやすくなります。
味覚は繊細なものなので、濃い味にさらされると舌は麻痺してしまいます。
そうなるとさらに刺激が強く濃い味を求めて食べ続けたくなるのです。
特に日本人は、旨みについて濃い味を好む傾向にあるので注意が必要です。
糖質の摂りすぎ、特に砂糖のように吸収の早いものは、血糖値の上昇も早く、血糖値を下げるためにすい臓から分泌されるインスリンも早くたくさん出てきます。 一方、脂肪特に固形の飽和脂肪酸(ラードなど)は、消化吸収されるのに時間がかかるので、血糖値が下がるまでに時間がかかります。
インスリンは脂肪を合成する酵素の働きも活発にするので、脂肪をたくさん含むものと甘いものを同時にとると血糖値は早く上昇し、しかも血糖値は長い間、高いままで、なおかつ実際のカロリー以上に肥満につながるのです。
冷たいものは、温かいものより甘みを感じにくく甘味料を多めに使いがちです。一方、食べた後汗をかくぐらい体が温まるものはカロリーの一部が熱としてすぐに使われるので、冷たいものより、エネルギーの消費がよくなります。

こうして色々とチェックしてみると、気をつけているつもりでも余分なカロリーをとっていたり、同じカロリーでも体脂肪のつきやすい摂り方になっています。
ひとつひとつはわずかなカロリー摂取でも、積み重ねが肥満を進行させるのです。