ダイエットが成功しないのは?
肥満と生活習慣病
中年になると体重、体脂肪量を横ばいみ保つだけでも努力が必要です。
努力もしないで、それを放置してしまうと、当然横ばいどころか体重は増えてしまいます。
ダイエットを心がけても太り気味のまま体重が減らないと、40歳から10年間同じ体重だった場合と、努力なしに毎年数キロ増えていった場合とでは、50歳になったときに大きな違いが出てきます。
肥満が進むといろいろな病気が起こってきます。
糖尿病、高脂血症、高血圧、通風、歯周病などの「生活習慣病」といわれている病気がその代表です。
糖尿病、高脂血症(中性脂肪が高いタイプ)、高血圧に肥満が加わった状態は、「死の四重奏」という怖い呼ばれ方をしています。
病気がそれぞれ単独で出ているときよりも死亡率がずっと高くなるからです。
また、ガン患者の方の中にも太っている人に多いものがあります。
子宮体ガン、乳がん、胆のうガン、大腸ガンなどがそうです。
統計的な調査でガンの原因としてもっとも大きいのはタバコ、次いで食生活であると考えられています。
また、肥満は膝や足首の変形性関節症や腰痛など整形外科の病気にも影響を与えます。
当然、足腰の関節や筋肉にかなりの負担がかかるだけでなく、心臓や肺にも負担がかかり、息切れしやすく早く疲れてしまうなどになってしまうのです。
肥満が進むと、体に現れる病気だけでなく心の健康にも悪影響を及ぼします。
精神的な影響とうのは、体への負担以上に気付きにくいものですが、心身ともに健康であることが大変重要なことなのです。
肥満ストレスが続くと自己評価が低下してきます。
その結果気が滅入って、投げやりになり、ますます太るという悪循環に陥ってしまうこともあるのです。